コンセントのトラッキング現象

コンセントのトラッキング現象

電気が原因の火事など火災事故は私たちが思っている以上に多く発生しております。

東京消防庁の発表によると東京都の消防庁内だけでの電気機器の
火災は1年間で1,000件以上発生しており全火災の30%以上を占めております。

東京消防庁 電気火災 HP

電気による火事など火災のおもな原因としてはリチウムイオン電池、電気機器

の不良、電気の線の接続不良などがあります。

今回は火災原因の中でも読者の皆様に知っておいていただきたいと思い
コンセントのトラッキング事故などについて記事にいたしました。
 
充電用、パソコン関係などでも電気を使う機会が多く正直、私の家は
たこ足配線となっております。😅
1.電源コードのたこ足配線 2.電源コードのたこ足配線
パソコンデスクの下(いつもは机の奥に埋まってます)とリビングの棚上の様子です
コンセントの重みによる浮き コンセントの半差し
見てみると結構半差しのものがあります。コンセントが引っ張られたり重さに
よって半差しになってしまうようです。見るたびに奥まで差し込んでいます😅
トラッキング現象はコンセントとプラグの半差し状態のところにホコリが
溜まったところに空気中の湿気などによって発火することを言い
延焼など起こすと火事になります。
 
これまでお客様宅に伺った例ですと
カバー内トラッキング現象の跡 トラッキング現象で燃焼したコンセント
煙がでいたので確認してほしいとの物件です。早めに気づいて良かった
と思います。コンセントとケーブル先端側まで燃焼しています。
屋外にあるコンセント 屋外コンセント内でのトラッキング現象
ホコリと違い雨などの湿気によるものと考えられますが絶縁不良とのことで
伺った屋外コンセントです。ケーブルが燃焼して切れてます。
トラッキング現象で焦げ切れたケーブル
電気がきているか検電器で確認している写真ですが私がケーブルを
切ったのではなく熱で切断されてます。漏電ブレーカーが落ちたので
その後の火災などに至らなかったと思われます。
 
漏電の原因として器具の不良もありますが屋外コンセントが原因と
なっていることが私の経験上ではけっこうあります。
 
また赤ちゃん、子供がが分からずにいたずらをしてトラッキング事故
引き起こすこともあります。
最近はコンセントの入り口をふさぐものやカバーも
でております。
 
安全ピンなどによるトラッキング現象 トラッキング現象で焦げたコンセント
コンセントを差し込むときに安全ピンが触れて発火した例です。
ヘアピンなどコンセントに触れて発火することがあります。
また電気が通ってますので一緒に触れると感電します。😱
 
一般家庭のコンセントはほとんどが100Vが多く、エアコン、電子レンジ、
IH調理器などの一部で200Vが使われておりますが、経験上100Vでも
感電すると痛いですしビックリします。(本当は経験してはいけません😨)
体が汗や水などで濡れていて死亡された事故も起こっています。
濡れた手で電気を触るのは本当に危険です!
タップケーブル使用時のトラッキング現象 コンセントが焦げています
ブレーカーが落ちたので確認してほしいと伺った物件です。
タップに繋がっていたコンセントをみると焦げたせいで変形してます。
 
もしこのまま気づかずに使っていたら火災事故がおきる可能性が高く
ブレーカーが落ちて良かったと思います。
タンスなど裏にあるコンセントに注意
あと結構気づかずに怖いのがタンスなど家具ののうしろで
隠れているコンセントのです。
 
家具などを移動したときなど気づかずに外れかけたりしていると
ホコリにまみれてトラッキング事故による火災の可能性が高いです。
 
またエアコンのコンセントを延長ケーブル
などを使用したり中間接続をして火災事故も起きています。

記事のまとめ

トラッキング現象はコンセントとプラグの半差し状態のところにホコリが溜まったところに空気中の湿気などによって発火することを言い延焼など起こすと火事になります。 トラッキング現象はコンセントとプラグの半差し状態のところにホコリが溜まったところに空気中の湿気などによって発火することを言い延焼など起こすと火事になります。       

点検のためにも自宅、職場、学校などのコンセントを外れかけていないか?あらためて確認していただけると幸いです。

エイブル通信 ブログより

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です